腰椎椎間板ヘルニアだと思っていなかったMさん
症例報告 38歳 会社員 女性
茨城県 在住
症状 1年以上前になります。
朝仕事に出かける前くしゃみをしたときに腰に痛みが走り
それ以来、かがむこともできないほど腰の痛みがひどい。
動けず激痛で会社を一週間休む
整形外科と整骨院に半年以上通い痛みが治まらず
大学病院に行くとヘルニアと診断された。
しばらく何度も注射をしたが痛みがひかない
何十年も前にお父さんが似たような症状で当院に来ていたそう。
そして、今現在も元気でおしごとをされているのだそうです。
椎間板とは腰椎の椎体の間にあるクッションの役目をする板のことです。
この椎間板が変性して後ろにとびだしてくると、
脊髄神経を圧迫して様々な症状(腰痛、足のしびれ、麻痺など)が出現します。
この状態を腰椎椎間板ヘルニアまたは腰椎ヘルニアと呼んでいます。
症状は腰痛、足のしびれ(片足のことが多い)、筋力低下などです。
ヘルニアによる神経の圧迫が強くなって、急激に症状が悪くなることがあります。
これを急性馬尾症候群といい、痛みの増悪、足の麻痺と感覚障害の進行、排尿・排便障害を呈します。
軽い腰痛も、ひどい腰痛もほっといていいことはないです。
若い時は、一晩寝れば治ると油断しているとある日...
でも、Mさんはお若く体に柔軟性があります。
激しいスポーツをする方にも多いです。
学生時代バスケットボールの選手と負荷の強いスポーツでひきおこされたりします
普段の姿勢も気をつけましょう。
Mさんの腰痛は、しびれを伴う激しいものでしたが
6回を過ぎるころには笑顔を取り戻され、職場の方も動きが違うので気づくそうです。
12回でご卒業となりました。
椎間板のクッションがサスペンションの代わりになっているのだから、
それが回復しないことには元には戻りません。
モット進行してしまうと上と下の骨が近くなります。
湿布で治るようなものではございませんので
お身体は、予防が大切です。