腹部の違和感・不眠・不安感・パニック障害
40代 男性
主訴:腹部に違和感を感じ、病院で精密検査に何回も行かれ
なにも異常はないということで精神薬を飲んでいる。
しかし、夕方ごろ薬が切れる頃には不安感と頭痛などがあり
薬をやめることができない。
常にイライラを感じてしまう
まだ小さい子供との休日を過ごす共働き家庭
普段からぐったりになってしまい、休日は動けない
視診・触診:
肝の脈 虚
頸椎部・C1・2
その方のご家族様からのご紹介で来院。
お身体が交感神経緊張の状態の為コリ感を感じる事が少なく、様々な不定愁訴が出現していました。 この様な場合、治療をするごとに今まで感じていなかったコリ感を感じ始める事もある為、治療は初め低刺激にて、細い鍼を使って治療を行っていきました。 1回目:少し楽になる。10→9 2回目:右の頭板状筋部に強いコリを感じ始める。様子は、変わらず 3回目~4回目:その部位に対して直接的なアプローチを開始しました。少しずつ感覚は減少して行きました。腹部の膨満感が、常にから気が付くと感じるぐらいに変化。 5回目:10→5.症状が半分に軽減する。
このとき、普段のクリニックではなく沢山ドクターショッピングされている方
ですので近所の○○会病院で「肝臓がん」です!!!!!
ご家族を次回読んで来てください。
と、いわれたので奥様とご両親が病院のドクターと一緒に話をされる。
気が動転して会社の仕事を部下に引き継ぎの話や、上司と段取り
したりただでさえ、疲れやすくなっているのに
すごい・・・
そんな中、次にご家族を連れて病院へ行くと
ドクターから言われた言葉は、「特に異常は、ありませんでした。」
説明らしいこともなく謝ることもなかったそうです。
ただ、この患者さんのお仕事の重責とショックを考えると
肝臓がんでなくてよかったねー
では、すみませんねぇ。
でも、ビジネスエリートな方らしく徹底的に色々情報を集める方なので
医師も何十件と手は尽くされているので
こちらは、逆にほっとする。
こういう、本当に医師が原因を見つけれない
やりようのないところに、鍼灸の強みがある。
12回目:5→1 ほぼ症状は寛解する。右の頭板状筋後頭骨付着部付近の痛みも消失する。それと同時に不安感や頭痛、不眠などの症状は消失する。子育てで眠れない時もあるが、前より余裕が出てきた。と言われる。 その後、数回の治療で症状は消えた。